Pocket
LINEで送る

スポンサーリンク


運営者:オニヅカ

連絡先:daigaku.ikou☆gmail.com(☆を@に変えて送信してください)

このサイトについて

私がこのブログを書こうと思った理由はつぎの2つです。


1.大学職員に関する「正しい情報」を伝えたい
大学職員に関するいくつかのサイトやブログを見たことがあります。
書いていることは納得できるところもありますが、現実以上に「ラク・ヒマ」「有給休暇は全部消化できる」「給料が高い」「人間関係がラク」などの話が目立ちます。


現実以上に「大学職員は天国ですよ!」とあおっているように感じます。
むかし、「北朝鮮は地上の楽園」とあおった北朝鮮帰国事業のように。


そこに強い違和感を感じています。


私も一部上場企業で働いていた経験があるので、「民間企業よりラク」という主張はよく分かります。
同意する点もあります。


たとえば、同僚の職員が「今、俺の部署は忙しいよー」という話をしますが、


はっきりいって、あなたの「忙しい」は民間企業では「普通」だから・・・


と思ったりもします。「忙しい」の概念が根本から違うのです。
これはたぶん、転職組大学職員には「あるある話」だと思います(笑)


その意味では、書いていることは大きく間違ってはいないかもしれません。


しかし、本当に天国のような職場だけかというと、そうではありません。


「有給休暇は全部取得できる」というのは、部署によっては有給休暇どころか、振替休日さえ取得できないところもあります(もちろん部署によっては有給休暇を全部取得できるところもあります)。


「給料が高い」というのは都市部の大学ではおおよそ当てはまると思いますが、地方の小規模大学や新設大学では地方公務員並みというところも多くあります。


「人間関係がラク」というのは、職員同士ではあてはまると思いますが、この世で最もやっかいな人種である「大学教員」との人間関係では、民間企業ではありえない問題にぶつかることもあります。


私には多くの大学職員の知り合いがいます。
大学職員の集まりにもよく参加しています。そこには、誰もが知っている超有名大学の職員から、名前も聞いたことがない小規模新設大学の職員もいます。


そこでは「大学職員に転職して失敗した」という人も普通にいます。
過度にあおられた結果、「天国と思った職場で地獄を見ている」というパターンです。
残念ながら、私の大学に転職してきた人でも、大学の風土になじめずに辞めていった人もいます。
何人かそういう人と面談をしたこともあります。


あおった人は何の責任も取ってくれません。
こんな現状を見るにつけ、何とかしなければならないと真剣に思いました。


当たり前ですが、就職・転職は人生の中でものすごく大きな出来事です。


・ラク・ヒマ → 部署による
・人間関係がラク → 人による
・給料が高い → 大学による



はっきりいってしまえば、このとおりなのですが、サイト作成者の利益のために「良い側面ばかりを強調してあおる」不誠実なサイトがあるのも事実です。


また、そのようなサイト作成者のほとんどは、大学職員としての成果はほとんどない人ばかりです。


もしあなたが野球選手だとして、アドバイスを受けるならどちらからアドバイスを受けますか?


A.野球選手としてそれなりに成果を出している選手
B.野球選手としてほとんど成果を出していない選手



私だったら言わずもがな、Aを選びます。Bは裏付けがないからです。


私は大学職員としてそれなりの成果を出してきたと自負しています。
これまでに学園理事長賞を3回受賞しましたし、今は課長職として12人の部下を持ち、
そのうち7人は年上です。


「大学職員は年功序列」という主張も見かけますが、それはごく一部の大学だけです。
今は大学職員の勤務評価をしている大学が大半です。少なくともある一定規模以上の大学で勤務評価がないと聞くのは、関西では2大学だけです(関東でも少ないはずです)。


あなたの人生は一回限りです。
これは人生すべてにあてはまりますが、誰を信頼して生きるのかはあなた次第です。


それと、大学業界はこれから大変な時代を迎えます。一番の大きな要因は18歳人口の減少です。
お客さんの数がこれから確実に減少していく、いわば斜陽産業です。
今後、確実に力のない大学は消えていく運命にあります。


大学職員だからといって、どこの大学でも就職できればいいというわけではありません。
きっちりと大学を選ぶことも大事です。


私はこのサイトで、大学職員について正しい情報のみを伝えたい。
大学職員の仕事を愛し、15年近く大学業界で働かせてもらって感謝しているからこそ、誠実に正しい情報のみを伝えていきたいと思っています。




2.企業経験のある人が大学職員に増えてほしい
私は一部上場企業に勤務していた経験があります。
誰もが知っている関西の有名企業だったのですが、ものすごく忙しい仕事で夜12時を超えて帰宅するのが当たり前という感じでした。


「あー、今日は早く帰れたな」と思ったのが、夜10時。
週末の休みは、とにかく寝ていたいという状態。



こんな日々を3年過ごした後、大学に転職しました。大学時代の恩師とお酒を飲んでいたときに、大学職員の仕事を紹介されたのです。


結局、母校とは違う大学に転職し、そこで15年近くお世話になっています。
いまは、夜10時にはもう酩酊状態ですし(笑)
夜12時には夢の国(←表現が古い)にいます。
昔では考えられない人間的な生活を送っています。


ちなみに、私が働いていた民間企業でも、最近は残業が減っているようです。
働き方改革が進んでいるようですね。


大学職員に転職してみて、一番に思ったこと。


大学を卒業してからすぐ大学職員になった人(プロパー職員と呼びます)は、この人間的な生活が当たり前と思っていることです。


一言で言うと、仕事に対する考えが甘い人が少なからずいるということです。


さきほどの「忙しい」でいえば、たとえば、「忙しくて帰宅が遅い」と考える時間は、


民間企業では、夜10時~12時
大学では、夜8時



というのが標準かなと感じています(これは私の感覚です)。


もちろん、全員が全員そうではありません。
プロパー職員でもよく勉強していて、仕事を情熱的にこなしている人もいます。


でも、さまざまな大学職員を見ていると、企業出身の職員の方が頑張っている人が多いのではと感じることが多々あります。


誤解してほしくないですが、けっしてプロパー職員をけなしているわけではありません。
プロパー職員として長く働いていることで分かることもたくさんありますし、愛校心など良い点もたくさんあります。


要は、多様性が重要だと思っています。
私は、大学業界にもたくさん企業出身者が増えてほしいと願っています。
いろんな血が混ざることで、今働いている職員にも刺激になりますし、
多様性によりさらに日本の大学が発展する、そう思っています。


私は人事部に8年勤務しました。課員(主任)として3年、係長として5年勤務しました(今は企画系部署で課長をしています)。
大学は4年単位で考えますから、丸2回人事部大学に通ったようなものです。
当然、多くの職員採用面接にも立ち会いました。
また、以前にある異業種交流会に参加していたことがあり、そこで8人の大学職員への転職を成功させた経験があります。
その方たちとは出張などに行った際に、今でも飲みに行く仲です(東京の大学への転職が多いので)。
自分自身転職組ですし、人事部経験も豊富ですので、大学職員への就職や転職を考えている人たちに、私ならではの情報を提供できると思っています。


どうか私の経験を参考にして、1人でも多くの優秀な人に大学で働いてほしい。
心からそう願っています。


このブログがその一助になればと思っています。


オニヅカ